洗濯物をたたまない収納は本当にラク?メリット・注意点と向いている家庭を解説

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洗濯物をたたまない収納は本当にラク?メリット・注意点と向いている家庭を解説

洗濯物をたたまない収納とは?

洗濯物を洗って、干して、取り込み、たたんで、収納する。洗濯にはいくつもの工程があり、毎日繰り返すと大きな負担になります。

特に家族の人数が多い家庭では、取り込んだ洗濯物がソファや床の上に積み重なり、そのまま数日過ぎてしまうこともあるでしょう。

そこで注目されているのが、洗濯物をきれいにたたまず、そのまま収納する方法です。

「たたまない収納」とは、すべての衣類を雑に入れる方法ではありません。ハンガーに掛けたまま収納したり、種類ごとのボックスへ入れたりして、洗濯後の工程を減らす仕組みです。

家庭の暮らし方に合えば、洗濯にかかる時間を減らしやすくなります。一方で、衣類の種類や収納スペースによっては使いにくい場合もあります。

この記事では、洗濯物をたたまない収納のメリットとデメリット、向いている家庭、無理なく導入する方法を紹介します。

洗濯物をたたまない収納の主な方法

ハンガーに掛けたまま収納する

シャツやブラウス、ワンピースなどは、干すときに使ったハンガーのままクローゼットへ移動できます。

洗濯物をハンガーから外してたたみ、再び収納する工程がなくなるため、洗濯後の作業を減らしやすい方法です。

乾いた衣類を取り込み、そのままクローゼットへ掛ければ収納が完了します。

家族ごとにハンガーの色や収納する位置を分けておくと、衣類を仕分ける手間も減らせます。

ボックスへ入れるだけにする

下着、靴下、肌着、部屋着、タオルなどは、種類ごとのボックスへ入れるだけにする方法があります。

例えば、引き出しの中を小さなケースで区切り、「靴下」「下着」「ハンカチ」のように分類します。

細かくたたまずに入れても、種類が分かれていれば必要な物を探しやすくなります。

ただし、一つのボックスに多くの衣類を詰め込むと、下にある物が見えにくくなります。収納量に余裕を持たせることがポイントです。

家族別のかごへ分ける

取り込んだ洗濯物を、家族ごとの専用かごへ分ける方法もあります。

各自が自分のかごから衣類を取り出したり、それぞれの収納場所へ戻したりする仕組みにすれば、一人が家族全員分を管理する必要がありません。

子どもにも分かりやすいように、かごの色や置く場所を決めておくと取り入れやすくなります。

かごに入れたまま使う場合は、着用済みの衣類と混ざらないように、洗濯前のかごとは明確に分けましょう。

洗濯物をたたまない収納のメリット

洗濯にかかる作業を減らせる

最大のメリットは、衣類を一枚ずつたたむ作業を減らせることです。

家族が多いほど、洗濯物をたたむ枚数も増えます。衣類の向きをそろえ、種類別に重ね、それぞれの部屋へ運ぶ作業には、想像以上に時間がかかります。

ハンガー収納やボックス収納へ変更すれば、乾いた衣類をそのまま定位置へ移すだけで済みます。

洗濯物の山ができにくくなる

洗濯物を取り込んだあと、「時間があるときにたたもう」とソファや床へ置いてしまうことがあります。

しかし、後回しにすると次の洗濯物が重なり、片付ける量が増えてしまいます。

たたまない収納なら、取り込んだ直後に短時間で戻しやすくなります。洗濯物が積み重なる状態を防ぐことにもつながります。

家族が自分で管理しやすくなる

家族別のボックスやかごを用意すると、自分の衣類がどこにあるか分かりやすくなります。

収納方法が単純であれば、子どもでも「このかごに入れる」「この場所へ掛ける」と判断しやすくなります。

一人が家族全員の衣類をたたんで収納する状態から、家族それぞれが管理する仕組みへ移行しやすい点もメリットです。

衣類を探す時間を減らしやすい

種類ごとの収納場所が決まっていれば、必要な衣類を探しやすくなります。

下着はこのボックス、仕事着はこのハンガー、タオルはこの棚というように定位置を明確にすることが大切です。

たたみ方を統一することよりも、どこに何があるか分かる仕組みを優先すると、毎日の身支度もスムーズになります。

洗濯物をたたまない収納のデメリット

衣類にしわがつきやすい

衣類をボックスへ無造作に入れると、素材によってはしわがつきやすくなります。

仕事用のシャツやブラウス、形をきれいに保ちたい衣類は、たたまずに掛ける収納の方が向いています。

すべての衣類を同じ方法で収納するのではなく、しわが気にならない物だけをボックス収納にすると失敗を減らせます。

収納スペースが必要になる

ハンガー収納は、たたんで収納する方法よりも広いスペースを必要とする場合があります。

クローゼットの幅が限られている家庭では、すべての衣類を掛けると入りきらないこともあります。

また、ボックスへゆったり収納する場合も、衣類を重ねてたたむ方法より収納量が少なくなる可能性があります。

導入前に、現在の衣類の量と収納スペースを確認しましょう。

中身が見えにくくなることがある

深いボックスへ衣類を入れると、下にある物が見えにくくなります。

必要な物を探すために中身をかき混ぜ、かえって収納が乱れる場合もあります。

浅いボックスを使う、詰め込みすぎない、立てるように入れるなど、見つけやすい収納方法を選ぶことが重要です。

家族がルールを守らない可能性がある

家族別のかごを用意しても、衣類を放置したり、着用済みの服を同じ場所へ入れたりすると管理しにくくなります。

仕組みを作るときは、家族全員が分かる簡単なルールにしましょう。

収納方法を細かく決めすぎると続きにくいため、「乾いた服は白いかご」「着た服は洗濯かご」のように、迷わない分け方が向いています。

洗濯物をたたまない収納に向いている家庭

洗濯物の量が多い家庭

家族の人数が多く、毎日たくさんの衣類を洗う家庭では、たたむ作業を減らす効果を感じやすくなります。

特に、下着、靴下、タオル、部屋着など、形をきれいに整える必要が少ない物から導入するとよいでしょう。

共働きや子育てで忙しい家庭

仕事や育児で洗濯物をたたむ時間を確保しにくい家庭にも向いています。

限られた時間の中では、衣類をきれいにたたむことよりも、洗濯物を清潔な状態で管理し、必要なときに取り出せることが重要です。

洗濯工程を一つ減らすことで、ほかの家事や休息に時間を使いやすくなります。

収納場所と物干し場所が近い家庭

洗濯物を干す場所とクローゼットが近い家庭では、ハンガー収納を取り入れやすくなります。

乾いた衣類を遠くの部屋まで運ぶ必要がなければ、そのまま掛けるだけで収納が完了します。

洗濯機、物干し場所、収納場所の動線が短いほど、作業を減らしやすくなります。

家族が自分の衣類を管理できる家庭

家族別のかごを使い、それぞれが自分の衣類を管理できる家庭にも向いています。

子どもが小さい場合でも、靴下や下着を専用ボックスへ入れる程度なら取り組みやすいでしょう。

年齢や生活スタイルに合わせて、できる範囲から任せることが大切です。

洗濯物をたたまない収納が向いていない家庭

しわになりやすい衣類が多い家庭

仕事着や制服、形を整えて着たい衣類が多い場合は、すべてをボックスへ入れる方法は向いていません。

ハンガーに掛ける、必要な衣類だけたたむなど、衣類の種類によって収納方法を分けましょう。

収納スペースが少ない家庭

たたまない収納は、余裕のある収納スペースが必要になることがあります。

衣類の量が収納スペースを超えている場合は、収納方法を変える前に、現在使っている服と長期間着ていない服を確認することも必要です。

収納用品を増やすだけでは、管理する物とスペースが増えてしまう可能性があります。

見た目を細かくそろえたい家庭

引き出しの中まできれいに整っている状態を好む人は、たたまない収納に落ち着かなさを感じる場合があります。

家事の負担が減っても、収納を見るたびに気になるのであれば、無理に変更する必要はありません。

タオルだけ、家族の部屋着だけなど、目につきにくい物から試す方法がおすすめです。

たたまない収納を始める手順

1.たたむのが負担な衣類を選ぶ

最初に、どの衣類をたたむ作業が負担になっているか確認します。

下着、靴下、タオル、子どもの部屋着など、しわが気になりにくい物を一つ選びましょう。

いきなりすべての収納方法を変更する必要はありません。

2.収納場所を決める

衣類を入れるボックスや掛ける場所を決めます。

毎日使う物は、手が届きやすく取り出しやすい高さに収納しましょう。

家族が使う場合は、誰の収納場所なのか一目で分かるように、場所や容器を分けます。

3.数日間は仮の収納で試す

新しい収納用品を購入する前に、家にあるかごや空き箱を使って試してみましょう。

数日間生活すると、取り出しやすいか、衣類が乱れないか、収納量が適切かを確認できます。

使いやすいと分かってから、必要に応じてサイズの合う収納用品を用意すると失敗を減らせます。

4.家族とルールを共有する

収納方法を変更したら、家族にも場所と使い方を伝えましょう。

複雑な説明ではなく、「乾いた靴下はこの箱へ入れる」「掛けた服はそのままクローゼットへ移す」など、具体的に伝えます。

たたむ収納と組み合わせるのが続けやすい

洗濯物をたたまない収納は、すべての衣類に取り入れる必要はありません。

しわが気になるシャツはハンガーへ掛け、下着や靴下はボックスへ入れ、来客用タオルだけはたたむなど、衣類ごとに方法を分けられます。

次のように分類すると考えやすくなります。

  • 掛ける物:シャツ、ブラウス、ワンピース、上着
  • 入れるだけの物:下着、靴下、部屋着、普段使いのタオル
  • たたむ物:型崩れを防ぎたいニット、保管用の衣類

きれいにたたむことを完全にやめるのではなく、たたむ必要がある物だけに絞ることがポイントです。

自分の家庭に合う部分だけ取り入れよう

洗濯物をたたまない収納は、洗濯の工程を減らし、取り込んだ衣類を短時間で片付けやすくする方法です。

家族が多い家庭、仕事や子育てで忙しい家庭、家族別に衣類を管理できる家庭では、負担を減らしやすいでしょう。

一方で、しわになりやすい衣類が多い場合や、収納スペースに余裕がない場合は、すべてをたたまない方法が適しているとは限りません。

まずは、靴下や下着、普段使いのタオルなど、一種類だけ試してみてください。

家事をラクにするために大切なのは、一般的な正解に合わせることではなく、自分と家族が無理なく続けられる方法を選ぶことです。

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