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毎日の掃除をラクにする「ついで掃除」の始め方|無理なく続く場所別アイデア
毎日の掃除が負担になる理由
部屋をきれいに保ちたいと思っていても、毎日まとまった掃除時間を確保するのは簡単ではありません。
仕事や育児、食事の準備などに追われていると、掃除は後回しになりがちです。汚れが目立ってから一気に掃除しようとして、休日の多くを使ってしまうこともあるでしょう。
そこで取り入れたいのが、日常の動作と掃除を組み合わせる「ついで掃除」です。
ついで掃除は、掃除だけのために時間を確保するのではなく、歯磨きや入浴、料理などの動作に短い掃除を付け加える方法です。数十秒から数分程度の掃除を積み重ねることで、汚れがたまる前に対処しやすくなります。
毎日完璧に掃除する必要はありません。できる場所から少しずつ始めることが、無理なく続けるポイントです。
ついで掃除とは
ついで掃除とは、普段行っている生活動作の流れで、身近な場所を簡単に掃除することです。

例えば、歯磨きをしたあとに洗面台を拭く、料理が完成するまでの待ち時間に調理台を整える、入浴後に浴室の水滴を落とすといった方法があります。
ついで掃除の特徴は、掃除を始めるまでの心理的な負担が小さいことです。
「今から部屋全体を掃除しよう」と考えると面倒に感じることがありますが、「使った場所を30秒だけ拭こう」と考えると取りかかりやすくなります。
小さな掃除を日常に組み込むことで、汚れがこびりついたり、物が散乱したりする状態を防ぎやすくなるのです。
ついで掃除を取り入れるメリット
まとまった掃除時間を減らしやすい
汚れは、時間が経過するほど落としにくくなる場合があります。
水滴や油はね、ほこりなどを気づいたときに取り除いておけば、休日に長時間掃除する負担を減らしやすくなります。
一度の掃除時間は短くても、毎日の積み重ねによって大掃除が必要な状態を防げます。
掃除を始めるハードルが下がる
掃除を面倒に感じる理由の一つは、どこから手をつければよいか分からないことです。
ついで掃除では、洗面台を使ったら鏡を拭く、玄関を通ったら靴をそろえるなど、行動と掃除する場所をセットにします。
その都度やることが決まっているため、掃除内容を考える手間が減ります。
きれいな状態を保ちやすい
汚れが目立ってから掃除する方法では、きれいな状態と散らかった状態を繰り返しやすくなります。
一方、ついで掃除では汚れが少ない段階で対処します。常に完璧な状態でなくても、大きく散らかる前に整えられるのがメリットです。
ついで掃除を始める前の準備
掃除道具を使う場所の近くに置く
ついで掃除を続けるには、掃除道具をすぐ取れる状態にすることが重要です。

洗面台を拭く布が別の部屋にあると、取りに行く手間が発生します。その小さな手間が、掃除を後回しにする原因になります。
例えば、洗面所には小さなクロス、キッチンには台拭き、リビングにはハンディモップを置くなど、使用場所の近くに必要な道具を準備しましょう。
ただし、掃除用品を増やしすぎると管理が大変になります。まずは、布やモップなど使い回しやすい道具から始めるのがおすすめです。
最初は一か所だけ決める
家中のついで掃除を一度に始めると、覚えることが増えて続かなくなる可能性があります。
最初は、洗面台やキッチンなど、毎日必ず使う場所を一つ選びましょう。
一つの行動が自然にできるようになってから、次の場所を追加していくと習慣化しやすくなります。
一回の掃除を短く設定する
ついで掃除は、長時間行うほどよいわけではありません。
一回30秒から3分程度を目安にすると、生活の流れを止めずに取り入れられます。
汚れをすべて落とそうとせず、「今日は目立つ部分だけ」と決めることも大切です。
場所別のついで掃除アイデア
洗面所のついで掃除
洗面所は、水滴や髪の毛、歯磨き粉などで汚れやすい場所です。
歯磨きや身支度のあとに、洗面ボウルや蛇口の周りを乾いた布で拭くだけでも、水滴が残りにくくなります。
- 歯磨き後に洗面ボウルを軽く流す
- 手を洗ったあとに蛇口周辺の水滴を拭く
- ドライヤー後に落ちた髪の毛を集める
- 洗濯機を回す前に棚のほこりを拭く
使った人が最後に一拭きするルールにすると、家族でも取り組みやすくなります。
浴室のついで掃除
浴室は、入浴後の数分を活用しやすい場所です。
体や髪を洗ったあと、床や壁に残った泡をシャワーで流します。余裕がある日は、水切りワイパーなどで壁や鏡の水滴を落としておくとよいでしょう。
- 最後に浴室全体の泡を流す
- 排水口にたまった髪の毛を取り除く
- 鏡や壁の水滴を落とす
- 使用したボトルの底を軽く流す
浴室掃除を毎回すべて行う必要はありません。床を流す日、排水口を確認する日など、作業を分けても構いません。
キッチンのついで掃除
キッチンでは、料理中の待ち時間や食器洗い後を活用できます。
お湯が沸くまでの時間に調理台を拭いたり、電子レンジの加熱中に使い終わった調味料を戻したりすると、料理後の片付けが少なくなります。
- 食材を煮ている間に調理道具を洗う
- 料理後にコンロ周りの油はねを拭く
- 食器洗い後にシンク内を軽く流す
- 冷蔵庫を開けたときに期限切れの食品がないか確認する
特に油汚れは、時間が経つと拭き取りにくくなることがあります。調理後のまだ温かいうちに、無理のない範囲で拭いておくと日々の掃除がラクになります。
トイレのついで掃除
トイレは、使用後に目についた場所を一つだけ整える方法が向いています。
- 手洗い後に水滴を拭く
- 床に落ちたほこりや髪の毛を拾う
- ペーパーホルダーのほこりを拭く
- トイレットペーパーを交換した際に棚を整える
毎回すべて掃除しようとすると負担になるため、「一回の使用につき一か所」を目安にすると続けやすくなります。
リビングのついで掃除
リビングは家族が長く過ごすため、物が集まりやすい場所です。
部屋を移動するときに、自分の持ち物を一つだけ元の場所へ戻す「手ぶらで移動しない習慣」を取り入れると、散らかりにくくなります。
- テレビをつける前にテーブルの上を整える
- 立ち上がったついでに食器をキッチンへ運ぶ
- 充電するときにコード周辺を整える
- カーテンを開けるときに窓枠のほこりを拭く
リビングの片付けでは、物を一時的に集めるボックスを用意する方法もあります。ただし、ボックスの中身を放置しないよう、定期的に元の場所へ戻しましょう。
玄関のついで掃除
玄関は、外出前後の動作と掃除を組み合わせられます。
- 靴を履く前に出ている靴をそろえる
- 帰宅時に不要なチラシを処分する
- 傘を戻すときに傘立てを整える
- ゴミ出しの帰りに玄関のごみを拾う
玄関に置く靴の数を決めておくと、掃き掃除もしやすくなります。日常的に履かない靴は靴箱へ戻し、床面を広くしておくことがポイントです。
ついで掃除を習慣にするコツ
すでに続いている行動と組み合わせる
新しい習慣だけを作ろうとすると、忘れやすくなります。

歯磨き、入浴、料理、洗濯、外出など、すでに毎日行っている動作の直後についで掃除を設定しましょう。
「歯磨き後は洗面台を拭く」「入浴後は床を流す」というように、行動を具体的に決めるのがポイントです。
できなかった日を気にしない
忙しい日や疲れている日は、掃除まで手が回らないこともあります。
一日できなかったからといって、ついで掃除をやめる必要はありません。翌日から再開すれば十分です。
毎日欠かさず行うことより、長い期間で無理なく続けることを優先しましょう。
家族にも分かりやすい仕組みにする
家族と暮らしている場合は、一人だけが掃除を抱え込まない仕組みが必要です。
「使った人が水滴を拭く」「自分の物は部屋を移動するときに持っていく」など、短く分かりやすいルールを共有しましょう。
掃除道具の場所を家族全員が分かるようにしておくと、声をかけなくても行動しやすくなります。
ついで掃除で避けたい失敗
掃除内容を増やしすぎる
ついで掃除を始めると、あれもこれも掃除したくなる場合があります。
しかし、作業を増やしすぎると、ついで掃除ではなく本格的な掃除になってしまいます。
一回の行動は一つか二つに絞り、数分以内で終わらせましょう。
完璧な状態を求める
ついで掃除の目的は、家を常に完璧な状態にすることではありません。
汚れや散らかりを少しずつ減らし、後の掃除をラクにすることが目的です。
水滴をすべて拭き取れなかった、床の隅まで掃除できなかったと気にせず、できた部分に目を向けましょう。
洗剤を自己判断で混ぜない
掃除用品を使用する際は、商品の表示や注意事項を確認してください。
種類の異なる洗剤を自己判断で混ぜると危険な場合があります。用途や使用方法を守り、十分な換気を行いながら使用しましょう。
素材によっては使用できない洗剤もあるため、目立たない場所で確認してから使うことも大切です。
まずは一日一か所から始めよう
ついで掃除は、特別な時間や高価な道具がなくても始められる暮らしの工夫です。
歯磨き後に洗面台を拭く、入浴後に床を流す、料理中に調理道具を洗うなど、普段の行動に短い掃除を組み合わせてみましょう。
最初から家中を掃除しようとせず、毎日必ず使う場所を一か所選ぶことが大切です。
小さな掃除でも、続けることで汚れや散らかりがたまりにくくなります。掃除のために休日を使い切らない暮らしを目指して、今日から一つだけ取り入れてみてください。
